小久保は２０００安打に王手！「あした決めます」

８回、２千安打まであと１本と迫る安打を放ち、鳥越コーチ（左）と笑顔でタッチを交わすソフトバンク・小久保

交流戦 ソフトバンク９－１広島

（5月22日 ヤフーＤ）
　２千安打の大台へ、ついにあと１本と迫った。２安打で“リーチ”をかけたソフトバンクの小久保の表情が、いつになく明るい。「いよいよですね。あした決めます」と高らかに宣言した。

　１本目は一回１死一、二塁で低めの変化球にうまく対応した。巧みなバットコントロールで右前打とし、好機を広げた。２本目は八回。２死から松田が四球を選んで巡ってきた打席で、１４４キロの初球を左前にはじき返した。この打席が回ってくるか、微妙な状況だっただけに「マッチ（松田）の粘りに応えて」とにこやかに笑った。

　「個人的なことは早く終わらせて、チームの戦いに集中したい」。高まるばかりの期待で、周囲の状況は狂騒曲さながらだ。本拠地で快音を響かせ、それに決着をつける構えだ。