岡田監督「交流戦100勝」へT―岡田が先発復帰!

[ 2012年5月22日 06:00 ]

 虎退治の態勢は整った。最も頼りになるT―岡田が帰ってくる。左太もも裏の肉離れから再昇格した16日の巨人戦(東京ドーム)から代打限定出場が続いていたが、DH制のある京セラドームでは「5番・DH」で先発復帰できる可能性が高くなった。

 「大丈夫かと思います」

 昨季は阪神戦で4試合に出場して19打数6安打の打率316。2本塁打を放ち、6打点を挙げた。セ球団を相手に自身一番の成績だった。通算でも8試合で33打数10安打の打率・303。注目度も高く、復帰の舞台としてはこれ以上の好条件はない。

 20日ヤクルト戦(神宮)では5回1死満塁から代打で登場。館山の初球、内角直球を痛烈にはじき返した。遊撃手・森岡の守備範囲だったが、その間に三塁走者が生還。これが決勝点となった。

 岡田監督も先発起用に前向きだった。「(先発で)いくつもりやけどな。当日見てみないと、分からんけどなあ」。

 4番の李大浩も2試合連発中で「まだ打率は2割5分台だし、本塁打も10本いっていないが、状態はいい。やり返さないと」と頼もしい。それぞれ復活なった左右の大砲がクリーンアップに並べば破壊力も一気に増す。

 前中日の落合博満氏を抜いて交流戦の監督通算勝利数が単独トップの99としている岡田監督は「(100勝は)まあ、あんまり関係ないよ。気にもしてないけど。まあ(交流戦は)勝ってるイメージはあるよ。それは積み重ねやから」と自身の記録に関しては無関心を装った。

 しかし、疲労性の腰痛で戦列を離れていた高橋信も22日から1軍に合流予定など、戦力は整いつつある。「相手どうこうじゃない。そういうのは関係ないよ」。岡田監督の対阪神戦は通算6勝2敗。口には出さないが、手応えはある。3桁の大台は古巣相手に22日決めてみせる。

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2012年5月22日のニュース