昨季は4戦3敗 バリントン巨人から初白星

[ 2012年5月3日 06:00 ]

<巨・広>ヒーローインタビューを終えファンの声援に応える広島・バリントン

セ・リーグ 広島3-0巨人

(5月2日 東京D)
 巨人打線の前に広島・バリントンが立ちはだかった。7回を投げ散発3安打の無失点。昨シーズンは巨人戦4戦3敗に終わった助っ投が今季巨人戦初登板でG狩りを果たした。

 「前半に得点してくれたので思うようなピッチングができた。(リリーフ陣は)力強いね。7回まで投げれば(後は)彼らが抑えてくれる」

 ピンチらしいピンチは一度もなかった。得点圏に走者を置いても落ち着いて後続を断ち切った。「コントロールはそれほどよくなかった」と言うものの、与えた四球は2回の高橋由への1つだけ。勝ち星から遠ざかっていても安定したピッチングは変わらなかった。

 巨人戦で今まで勝ちがなかったとはいえ「東京ドームで投げるのは楽しい」と言う。熱心なファンの声援も後押ししてくれた。

 「1カ月ぶりの勝利? いつか必ず打ってくれると思って投げていた。でも、自分の白星よりもチームが勝ったことの方がうれしいね」

 負ければ今季最多の借金「4」を背負うところだったが、優良助っ人が嫌な流れを食い止めた。

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2012年5月3日のニュース