横浜 痛恨本塁踏み忘れ…渡辺監督「甲子園で勝つ難しさ痛感」

[ 2012年4月2日 06:00 ]

<横浜・関東一>5回裏1死一、三塁、横浜・高橋のセーフティースクイズで三塁走者尾関が同点の生還を果たしたかに見えたが、関東一のアピールプレーで窪田主審(左)にホーム空過と判定される

センバツ準々決勝 横浜2-4関東一

(4月1日 甲子園)
 横浜は痛恨のミスを犯し、4強入りを逃した。1点を追う5回1死一、三塁、高橋のスクイズ(記録は三塁内野安打)で三塁走者の尾関主将が生還。同点と思われた。

 ところが、本塁を踏んでいないとの相手のアピールプレーでアウトに。試合の流れを手放してしまった。この判定に、渡辺元智監督は険しい表情で球審に抗議。大会本部から口頭で注意を受けた。

 7回に同点としたが、最後はエース・柳がつかまり敗戦。滑り込まずに駆け抜けた尾関は「踏んだと思ったんですけど…。自分のせいで負けて申し訳ない」と肩を落としていた。

 渡辺監督は試合後「自分の目より、審判の方が近い。自分を見失ってしまったのは恥ずかしい」と冷静さを取り戻し、「このチームにとっては大きな収穫。周りも必死でやってるし、あらためて甲子園で勝つ難しさを痛感しました」と夏に向けて切り替えていた。

 ▼関東一・松谷(本塁踏み忘れをアピールし)踏んでいないのが見えました。中学時代から見るようにしています。

 ▼横浜・柳(9回1死から3連打を浴びて降板)せっかく追いついてもらったのに、自分が打たれてしまって申し訳ない。一回り成長して甲子園に帰ってきたい。

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