痛恨ドローもどこ吹く風 落合監督鼻歌交じりで会見

[ 2011年10月8日 06:00 ]

<中・巨>9回1死一、三塁、高橋由に同点の適時二塁打を浴びた浅尾はボウ然

セ・リーグ 中日4-4巨人

(10月7日 ナゴヤD)
 中日・落合監督の試合後の談話は、ここ数日の連勝中と変わらなかった。会見場に鼻歌交じりで入ってくると「まあ、このままの感じで動いてくれれば大丈夫でしょう」とだけ言い残して去った。

 中盤までに4点リード。エース吉見は8回まで2安打で無失点。万全の形で白星を手にするかと思われた先に落とし穴が待っていた。9回、吉見が先頭の坂本に安打を許すと1死後、長野にこの試合初めての四球を与えた。阿部に対しては追い込んでから変化球をファウルで粘られ、中堅にはじき返された。二塁打となって2人が生還して降板。マウンドを引き継いだ浅尾も打たれて、自己最多の17勝目が消えた吉見は「情けないです…」と絞り出すのが精いっぱいだった。

 延長10回1死一、二塁のサヨナラ機も、代打中田亮が併殺打に倒れて引き分けに終わった。4点差を追いつかれてのドロー。ヤクルトが勝ったためゲーム差は0・5に迫られた。だが、追い付かれはしたが、勝ち越しは許さなかった。残り12試合。今は負けなかったことに唯一の光明を見いだすしかない。

 ▼中日・浅尾(今季74試合目。9回1死二塁で救援して同点二塁打を許す)球が浮いたのは自分の責任。残りの試合を頑張るとしか言えない。

 ≪最短M点灯は11日≫首位の中日が引き分け2位ヤクルトが勝ったため、中日の最短優勝マジック点灯は1日延びて11日。8日の巨人戦から11日ヤクルト戦まで4連勝、その間ヤクルトが4連敗でM4が点灯する。2位のヤクルトも最短で11日にM点灯の可能性がある。

続きを表示

2011年10月8日のニュース