岩瀬、史上初300S失敗「次、頑張ります」

[ 2011年9月2日 06:00 ]

<中・神8>9回に同点に追いつかれガックリ引き揚げる岩瀬

セ・リーグ 中日3―3阪神

(9月1日 ナゴヤD)
 中日の必勝パターンと大台達成の期待は一瞬のうちに崩壊した。7回無死満塁を浅尾が圧巻の投球で切り抜け、9回は岩瀬へバトンタッチ。後半戦は無失点中の守護神が1点差を守り切れば、チームの勝利と自身の通算300セーブも付いてくるはずだった。

 しかし先頭の狩野に左中間に二塁打を許すと、続く新井に左前に同点適時打をはじき返される。最後は1死一、三塁と逆転のシーンまでつくられる慌てぶりだった。「重圧とかはなかった。次、頑張ります」と必死で気持ちを切り替えた。

 一瞬にして攻防の入れ替わる目まぐるしい展開の末のドロー劇。落合監督も「勝ちパターンでもあるし、負けパターンでもあるし」と振り返るしかなかった。順位で並ぶライバル阪神と痛み分けに終わった本拠地3連戦。しかし一方で主力が復帰し打線復調の兆しも見えた。逆転優勝への展望も開けてきた。

続きを表示

2011年9月2日のニュース