“幻のカード”に勝った日大三「きつかった いい勉強させてもらった」

[ 2011年3月25日 11:36 ]

<日大三・明徳義塾>初戦を突破し、応援席へ笑顔で駆けだす日大三ナイン

第83回選抜高校野球1回戦 日大三6―5明徳義塾

(3月25日)
 05年夏の甲子園初戦で1度は組まれながら、明徳義塾の出場辞退で幻となったカードは、チーム打率4割4厘を誇る日大三が逆転勝ちした。「正直1回戦ではやりたくない相手」と話していた、日大三・小倉全由監督だったが、接戦を制し「きつかった。1回戦を負けていないという明徳さんはしぶとかった。いい勉強させてもらった」と、 ほっとした表情を浮かべた。
 
 6回からの3イニングで8安打を集中。送球を顔に当てて口から出血した捕手の鈴木の逆転二塁打で決着がついた。「あの一打で勝てた。投手が思うように行かなかった中で、鈴木のアクシデントで選手がしっかりやらなきゃと感じたのでは」と、不運が逆に発奮材料になった点を勝因に挙げていた。

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