豪腕・釜田1回戦で涙…150キロ11Kも4失点

[ 2011年3月25日 06:00 ]

<金沢・加古川北>初戦で敗れた金沢・釜田

第83回選抜高校野球  金沢0―4加古川北

(3月24日 甲子園)
 今大会注目の剛腕・金沢の釜田は中盤以降に4失点。味方の援護にも恵まれなかったが「ずるずる失点してしまった。野手に申し訳ない」と責任をかぶった。

 初回に150キロを記録するなど、5回2死までパーフェクト。94年の66回大会で金沢の先輩・中野真博が記録して以来の完全試合の予感さえ漂ったが、6番・小田嶋に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、リズムが狂った。守備の乱れも重なってこの回2失点。「少しずつ(直球が)シュート回転していた。1点もやれないという思いが空回りした」。疲れも出てきた終盤は徐々にバットの芯で捉えられた。スタミナ面で課題を残したが、晴れ舞台で5連続を含む11奪三振と将来性も存分に見せた。「夏に向けて修正していきたい」と成長を誓っていた。

 ▼横浜・堀井編成部専任部長 (担当スカウトから)馬力タイプと聞いていたが、柔らかさもある。これからが楽しみ。

 ▼ロッテ・松本編成統括 センバツでこのスピードを出した投手はそういないし、魅力を感じる。直球はプロでも通用するだろう。

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2011年3月25日のニュース