杉内“直接出馬”で「和田査定」確認へ

[ 2010年12月13日 06:00 ]

 ソフトバンク・杉内が球団に真意を問いただす。12日、都内でNHKの番組収録に臨んだ左腕エースは「25日は自分も最初から入ります。きちんと考えを聞いてみたい」として、25日に予定している第2回契約交渉の席に自らも着く考えを明かした。

 10日の初交渉は代理人に一任していたが、今回の直接出馬の理由は「和田査定」の確認だ。和田は11日に1億2000万円増の3億3000万円で更改。会見で「新査定を改善できた。それは僕だけでなく、選手全員とも言っていた」と発言した。17勝で最多勝に輝きリーグMVPも獲得した和田に対し、4年連続2ケタ勝利となる16勝を挙げた杉内は、第1回交渉で3億円からわずか5000万円増の提示だった。勝利差は1。「この差はどこにあるのか」と杉内は首をかしげる。

 継続して成績を残している上、2度目の開幕投手で勝利を挙げるなどエースの重圧とも戦った自負がある。10日の交渉ではその内容を録音されるなど球団側の対応に不信感も残る。「納得いくまで話し合いたい」。わだかまりを残さないためにも、何度でも話し合う覚悟だ。

続きを表示

2010年12月13日のニュース