ドラフト上位候補ずらり!投手に逸材多い日本代表

[ 2010年7月27日 18:33 ]

 第5回世界大学野球選手権は30日に神宮球場などで開幕する。初優勝を狙う日本代表には、斎藤佑樹(早大)ら10月のプロ野球ドラフト会議で上位指名が予想される逸材がずらりとそろう。

 斎藤は東京・早実高時代に夏の甲子園で優勝投手となり人気が沸騰。大学進学後は伸び悩みを指摘された時期もあったが、あるプロ球団のスカウトは「最近、フォームを改造して体重移動が良くなっている。球に切れが戻ってきた」とみる。

 本格派で馬力のある大石達也(早大)は、ことしの大学ナンバーワン投手の呼び声が高い。大学入学後に急成長した加賀美希昇(法大)は低めに伸びる直球に加え、変化球の制球も売りだ。
 150キロ超の速球が武器の沢村拓一(中大)は負傷のため開幕直前にメンバーを外れたが、この右投手4人は「ドラフト1位は堅い」という。左では乾真大(東洋大)が「中継ぎで使えそう」との評価だ。
 野手では外野手の伊志嶺翔大(東海大)の評判が高い。「脚力はプロでも上の部類。センス抜群で走攻守いずれもハイレベル」と絶賛されている。捕手の小池翔大(青学大)は強打が魅力で「どの球団も捕手不足だから上位で指名されるだろう」という声が聞かれた。一方で「送球に難があり、プロでは苦労するかも」との指摘もある。

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2010年7月27日のニュース