マークし続ける日米9球団 146キロ止まりの一二三 バットで貢献

[ 2010年7月27日 06:59 ]

 【神奈川準々決勝 東海大相模6―2慶応】東海大相模のエース一二三がバットでも貢献した。7回1死走者なしから中越え三塁打すると、勝ち越しの本塁を踏むなど2安打。「みんなを勇気づけるためにも、ああいうバッティングができてよかった」。

 試合前には巨人・大田から「“頑張って勝ってくれ”と言われました」と激励の電話を受け、約束を果たした。投球では日米9球団のスカウトの前で10安打を浴びながら2失点完投勝利。
 「打たれてもゲッツーを取ればいい。打たせて取る方が向いていると思う」。前回登板で最速150キロだった直球は146キロだったが、粘り強さも印象づけた。

 <慶応 10残塁…2年ぶり甲子園ならず>慶応は、2年ぶりの甲子園出場を阻まれた。初回、藤本の左中間三塁打で先制。10安打で5回以外は毎回走者を出したが10残塁と攻めきれなかった。エース左腕・三宮は3回、左手人さし指のつめから出血しながらも力投したが終盤、東海大相模打線につかまった。上田監督は「うちは前半チャンスをつくったのに攻めきれなかった」と力なく話した。

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2010年7月27日のニュース