GM高評価 狭き門くぐった高橋尚成「鳥肌立ちっぱなし」

[ 2010年4月5日 09:22 ]

 最後の最後で、狭き門をくぐった。メッツの春季キャンプにマイナー契約の招待選手として参加していた高橋が、開幕ベンチ入り25選手の中に名を連ねた。堂々の開幕メジャーに「(米国に)来てよかった」と感慨を口にした。

 4日はシティ・フィールドでの開幕前日練習に参加した。2月にマイナー契約が決まってすぐにキャンプ地に移動したため、本拠地に来たのは初めて。年間席を購入したファンらにスタンドが開放され、大歓声の中でグラウンドに出ると思わず「すごいねぇ」と感嘆し、夢の舞台に「ずっと鳥肌立ちっぱなしです。感動しました」と大リーガーの気分を満喫した。
 オープン戦では好投を続けて首脳陣の評価を高めた。高橋のメジャー昇格を決めたミナヤ・ゼネラルマネジャー(GM)は「難しい選択ではなかった。彼はキャンプですごくよかったからだ」と説明した。
 メジャー切符を手にした高橋だが、ほんの入り口にすぎない。高橋本人も「これがゴールではない。(これからは)1年間メジャーに残ってやることを目標にしたい」。昇格した喜びもつかの間、シーズンに向けて気合を入れ直していた。(共同)

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2010年4月5日のニュース