広陵の2年生4番丸子 つなぐ意識で同点打

[ 2010年3月22日 18:40 ]

 【センバツ・広陵7―6立命館宇治】 4―5の五回だった。広陵は1死2塁から、丸子が左前にはじき返して追い付いた。

 「大きいのを狙うのではなく、つなげていこう」と心掛けたという2年生4番打者の同点打が、さらに流れを呼び込む。四球で一、二塁とし、失策と有原の適時打で2点を勝ち越した。
 一回に先制につながる二塁打を放った丸子は、三回にも適時二塁打を放っている。いずれも直球をとらえていた。そして五回の第3打席は「変化球で入る」と読み、初球のカーブを引き付けて打ち返した。
 昨秋は4割を超える打率を残したが、チャンスに弱いと言われてきた。しかし走り込みで下半身を強化し、重心が先端にあるバットも振りこなすまでに力をつけた。その冬場の練習で「気持ちを強くした」とも言う。それが甲子園で3安打2打点につながり、中井監督も「きょうは期待以上だった」と褒めた。

続きを表示

2010年3月22日のニュース