ひじの痛み消えた和田…食らった1発も良薬に

[ 2010年3月12日 16:51 ]

 【ソフトバンク1―2ヤクルト】試合前のブルペンから球の走りは良くなかったという。ソフトバンクの和田はオープン戦3度目の登板。変化球を低めに集めて6回を2失点にまとめ「ひじに張りや痛みがないのが一番」と何度も繰り返した。

 キャンプ序盤に左ひじの張りを訴え、オープン戦まで実戦登板を控えた。過去2度の登板は2回と4回。この日はテンポよく77球を投げた。ほかの投手に登板機会を与えるために6回で交代となり「もうちょっと投げたかった」と物足りなさそうな表情も見せた。
 昨季も悩まされたひじの心配はひとまず無用な様子で「シーズンを通してひじが張らず、痛みなく投げ抜くことが最低限の目標。これくらいで張っていては駄目」と和田。オープン戦は最後の登板。先発が確実な26日の本拠地開幕戦までに、実戦で100球を投げることが残る課題だ。
 5回無死一塁から、逆球となった高めの直球をガイエルに右翼席まで運ばれたものの「想定の範囲内の本塁打。しっかり気を付けたら抑えられる」。シーズンに向け、気を引き締めるにはいい薬となった。

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2010年3月12日のニュース