5回111球…成瀬“悪癖”露呈に指揮官も苦言

[ 2010年3月7日 06:00 ]

2回無死一、二塁、広島・東出の投前バントをエラーしガックリの成瀬

 【ロ1-3広】初の開幕投手が決定的なロッテ・成瀬がピリッとしない。5回5失点だった前回に続いて立ち上がりの制球に苦しみ5回3失点。簡単に打者を追い込みながら勝負球が決まらず111球も要した。

 「直球に打者が振り遅れていたし、スライダーも良かった。ただ力を入れると(体が)ブレてしまう。5回111球じゃ完投は無理ですね」。序盤は力みから体の開きが早くなり、上半身が本塁方向に早く突っ込んでしまう悪癖が出た。球の出どころが見えやすくなり際どいコースは見逃される。ファウルでも逃げられ球数が増えた。2回には投前ゴロを内野安打にし、さらに投前バントを失策。今季は他球団のエースとの投げ合いが増えることが予想されるだけに、無駄な失点は避けたいところ。西村監督はまたも開幕投手の明言を避け「一つのプレーを大事にしないと」と苦言を呈した。

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2010年3月7日のニュース