外国人に頼らないチーム公言 居場所なくなったローズ…

[ 2010年1月23日 21:09 ]

 オリックスの岡田新監督はたびたび、外国人に頼らないチームづくりを公言している。1番・坂口、3番・後藤の起用を早々と決めるなど新打線の構想はすでに固まりつつあり、ローズ退団は、今季飛躍を期待するT―岡田や小瀬ら若手に出場機会を与える狙いもうかがえる。

 新たなリーダー役としてベテラン田口の復帰もこの日決まり、「ミスター・バファローズ」の必要性も薄れた。村山球団本部長は「岡田野球の信条は守り。守れない選手は構想から外れる」と話した。
 ローズは41歳になった昨季、故障で離脱しながらチームトップの22本塁打、62打点をマーク。明るい性格のムードメーカーで、同じ長距離打者のT―岡田も師と慕うほど若手の面倒見がいい。名実ともにチームの顔となったローズだが、皮肉にも新体制で改革を進めるチームに居場所がなくなる格好となった。

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2010年1月23日のニュース