巨人 外野手2議席“大争奪戦”

[ 2010年1月23日 15:15 ]

 今季の巨人最大の焦点は先発枠争いだ。順当ならD・ゴンザレスとグライシンガーは当確。残る4枠を日本選手が奪い合う。昨年の実績では内海と東野がリードするが、今季から先発に転向する山口や日本ハムからFA移籍の藤井、さらには久保、木村らもその座を狙う。昨季のような外国人頼みから脱却できるか。

 救援陣は山口に代わる新戦力発掘がテーマだ。米大リーグから復帰の小林は実績十分。オリックスから移籍の高木、昨季終盤に救援への適性を示した金刃も有力候補だ。
 野手では外野の争いが激しい。左翼のラミレスは不動だが、中堅と右翼は松本、亀井も定位置を保証されていない。谷、鈴木や腰の手術から復活を期す高橋由、新人の長野(ホンダ)らで、高レベルな争奪戦となりそうだ。内野は今季も二塁が空席。新外国人のE・ゴンザレスや脇谷、古城らの中から誰が抜け出すか。
 原監督は「原点」をスローガンに、基本の徹底と横一線での競争を強調する。その中で一昨年の坂本、昨年の松本のような新戦力が登場するかにも注目したい。

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2010年1月23日のニュース