中大・沢村 イメージ逆手に10K完封!

[ 2009年9月16日 06:00 ]

 東都大学野球第2週第1日は15日、神宮球場で2試合が行われ、第2試合では中大の沢村拓一投手(3年)が5安打10奪三振の好投で今季初勝利を完封で飾った。第1試合は国学院大が青学大を5―3で下し、先勝した。

【試合結果


 【中大3―0立正大】完封した中大のエース沢村は制球が定まらず、甘く入った球を痛打される場面が目立った。それでも変化球を低めに集めて10三振を奪い「70点ぐらいです。(内容は)悪かったですけど、1戦目は勝つことが大事なので」と淡々と話した。
 開幕週の青学大戦では大学生として神宮最速となる156キロを記録したが、3失点で敗戦投手。「力みすぎたので、きょうは力を抜くことを意識した」。MAXは152キロもスライダーを効果的に使い「沢村はストレートというイメージを逆手に取れた」と振り返った。
 3回には2死から2連続四球を出し、高橋監督から「全日本の投手らしい投球をしろ」とカツを入れられるシーンも。今夏の日米大学選手権、アジア選手権を経験した右腕は「“全日本の投手としてのプライドを持て”と自分に言い聞かせてきた」と今春のリーグ戦で不覚を取った立正大にリベンジを果たした。

 <国学院大>2年生捕手の清水が4回の左越えソロを含む3安打2打点と大当たり。守っても先発の高木を好リードした。「春に打てなかった分、しっかり練習してきた成果が出た。このまま勢いに乗って勝ち点を取りたい」。今春リーグ戦のチーム打率はリーグワーストの・139。開幕カードの東洋大戦も2試合で2得点と貧打に泣いてきたが、この日は9安打で5得点。竹田監督は「きょうは打線がつながりましたね」と攻撃陣に合格点を与えていた。

 ▼青学大小池(2打席連続本塁打を放つもチームは敗戦)自分の走塁ミスで流れが変わってしまったので…。うれしさ半分ですね。

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2009年9月16日のニュース