菊池視察にカブス、ジャイアンツなどは本土からスカウト

[ 2009年9月9日 08:54 ]

 日本では20年に1人ともいわれる逸材の花巻東・菊池雄星投手。今秋ドラフトでは史上最多となる11球団の指名が競合する可能性もある菊池だが、MAX155キロを投げる左腕はメジャー球団にとってものどから手が出るほど欲しい存在だ。

 菊池のメジャー志向は米球界関係者の間にも知られており、岩手大会から複数の球団が視察に訪れている。カブス、ジャイアンツ、タイガース、レンジャーズなどは米本土からスカウトを派遣する熱の入れようで、このほか日本に駐在スカウトを置いているブレーブス、ヤンキース、ドジャース、マリナーズなども甲子園まで密着マーク。
 カブスのウィルソン環太平洋スカウトは「いつ彼がメジャー希望を打ち出しても対応できるよう準備する。彼ならどこでも成功する」と絶賛するなど、本格的な争奪戦ともなれば10球団以上が参戦するのは間違いない。
 菊池は国体終了後の10月上旬にメジャーの試合を観戦するため、渡米したい考えを明かしているが“米本土上陸”となれば、さらに大きな注目を集めることになる。

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2009年9月9日のニュース