「あと1本」出ず…松井稼、偉業達成は持ち越し

[ 2009年8月14日 11:16 ]

マーリンズ戦の9回、投ゴロに倒れるアストロズ・松井稼。投手レルー

気合空回り?松井稼、あと「1」で足踏み

クーパー監督 次の試合も松井稼を先発起用

 【アストロズ2―9マーリンズ】待望のあと1本は出なかった。日米通算2000安打に王手をかけている松井稼は4打数でノーヒット。2度の空振り三振に内野ゴロ二つと腰の据わったスイングをさせてもらえないまま。「きょうは力みました」と苦笑いを浮かべた。
 マーリンズの先発は、身長200センチを超える左腕ウェスト。前日まで対左投手は打率3割1分7厘と、2割台の対右投手よりも良かった。しかし、3回はボール気味の外角高めの速球にバットがくるり。5回は外角攻めをファウルでしのぐも7球目のチェンジアップを空振りした。右投手と対戦した7回は一ゴロ。9回は積極的に初球を打ったが投ゴロに倒れた。
 この日の大一番に臨む気構えを「いつも通りに」と繰り返した。試合前には、不安を抱える腰を中心に体の筋肉をほぐすなど「気を緩めることなく」普段の準備を入念にこなした。それでも力みは消し切れなかったようだ。
 悲壮感はない。試合を振り返るうちに「あしたも精いっぱい力んでいきたい」と笑顔も出た。14日(日本時間15日)からはブルワーズとの3連戦に臨む。(共同)

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2009年8月14日のニュース