ノムさん WBC監督に落合&原監督を推薦

[ 2008年10月22日 06:00 ]

WBC監督問題に新たな提言を行った楽天・野村監督

 第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)体制検討会議メンバーの楽天・野村監督が、日本代表監督候補に中日・落合監督、巨人・原監督を“推薦”した。

 秋季練習第2クール初日のKスタ宮城。野村監督が、紛糾するWBC監督問題について口を開いた。マリナーズ・イチローの現役監督を候補から外すことを疑問視する発言に前日、コミッショナー特別顧問の王氏が賛同。その流れを受け、野村監督は「現役監督を含めるのであれば」という報道陣の問いに2人の名前を挙げた。「落合は当然、名前が挙がってこないとおかしい。原?原も名前が挙がらないのはおかしいやろ」

 野村監督は当初から「経験者だし、連覇を狙うのだから王がやるべき」と公言。第1回検討会議でも「王がやればいい」と発言した。しかし、体調問題を持つ王氏が会議内で「星野君がやればいい」としたため静観。だが、ここにきて現役監督も含めた再議論の可能性が出てきたため、采配を高く評価する中日・落合監督と、逆転リーグ優勝を導いた巨人・原監督も資格十分との見解を示した。

 また、第1回会議の内容を公言したことについて批判の声が上がっていることについても「オープンにすべき。ファンあってのプロ野球。会議の経過、内容が伝わる形にしないと」と持論を展開し、透明性が重要と強調した。第2回体制検討会議は27日に開催。いずれにしても野村監督は、最強ジャパン実現を熱望している。

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2008年10月22日のニュース