後任は?岡田監督の辞任が決まった…

[ 2008年10月14日 17:38 ]

辞任が決定した岡田監督

 今季限りで辞任の意思を固めていた阪神の岡田彰布監督(50)が14日、坂井信也オーナーと会談し、あらためて辞任の意向を伝えた。坂井オーナーは慰留に努めたが岡田監督の意思は固く、辞任が決まった。南信男球団社長は「(辞任を)正式に受理した。(球団としては)“勇退”という言葉を強調したい」と話した。

 岡田監督はオーナーと会談後、甲子園球場に隣接する室内練習場で取材に応じ「優勝したらやるつもりだったが、結果が勝てなかったから責任を取っただけ」と話した。18日から始まるクライマックスシリーズと日本シリーズ進出の際は指揮を執るが、球団に残る可能性については否定した。
 また後任監督に関して「現状の話やいろんな組織を一番分かっているのはオレ。いい方向にいかないといけないわけだから」と、自らの意見を伝えた。坂井オーナーが「基本的な戦い方はいい。甲子園を本拠地として守りを重視し、しっかりとした野球をやってきた」と話しており、球団OBを基本線に人選を進めていく。南社長は「クライマックスと日本シリーズの間くらいに決まっているのが理想」と話し、早ければ10月中には後任監督が決まる。
 候補として木戸克彦作戦兼バッテリーコーチや平田勝男2軍監督ら、外部からは野球評論家の真弓明信氏などの名前が挙がっている。

 ▼阪神・坂井信也オーナーの話 本人の意思が強く、慰留は難しいと判断し、辞任の申し出を受け入れた。大事な試合が残っているので、そこに全力で臨んでもらいたい。

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2008年10月14日のニュース