横浜 五十嵐&小野ダブル獲りも

[ 2008年10月14日 06:00 ]

 横浜が今オフのFA補強で、ヤクルト・五十嵐亮太投手(29)、ロッテ・小野晋吾投手(33)の獲得に乗り出す。今季のチーム防御率は12球団ワーストの4・74。先発と守護神の補強が最大の懸案事項となっており、球団幹部は「五十嵐は三振が取れるのが魅力。右ひじを手術したけど力は落ちていないし、抑えを任せられる。小野のようなシュートピッチャーはセ・リーグに少ない。先発で1年回れば2ケタは勝てる」と高く評価する。両右腕がFA権を行使した場合は複数年契約も検討している。

 五十嵐は04年に最優秀救援を獲得するなど実績は申し分ない。横浜は今季、開幕投手を務めた寺原を4月下旬から抑えに配置転換。22セーブをマークしたが、首脳陣は来季は先発に戻す方針で新守護神の補強が急務となっている。一方、先発陣もエース・三浦の7勝が最多。大矢監督は小林、山口、石井裕ら若手の成長に期待を寄せながらも「補充ができるかという部分もある。優先順位は先発陣になる」と補強の必要性も口にしている。小野は05年に10勝を挙げてロッテの31年ぶりの日本一に貢献。制球力に定評があり球団は先発の軸として獲得に乗り出す方針だ。

 横浜がFA戦線に参戦するのは、02年オフに若田部健一投手(当時ダイエー)を獲得して以来6年ぶり。五十嵐、小野のダブル獲りで投手陣再建を目指す。

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2008年10月14日のニュース