慶大・相沢 6回完全も交代

[ 2008年10月6日 06:00 ]

 東京六大学野球秋季リーグ第4週第2日は5日、神宮球場で2回戦2試合が行われた。第1試合は慶大が相沢宏輔投手(4年)の6回完全投球の好投などで東大を7―0で下し、1勝1敗のタイとした。第2試合は明大が法大に快勝し、勝ち点を挙げた。これで早大、明大、法大が勝ち点2で並んだ。

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 慶大主将の右腕・相沢が連勝を狙う東大を返り討ちにした。スライダーが外角に決まり6回まで毎回の9三振を奪う完全投球。7回にリードを5点に広げたところで回ってきた打席で代打が送られると球場は騒然となったが、本人は「投げたい気持ちはあった。でも、あす(6日)もある。とにかく勝ち点です」と気持ちを切り替えた。前日に打球を左腕に受けたエース中林は腫れが引かずにベンチを外れ、6日の3回戦も登板は厳しい状況。相場監督は「完全?無安打は知っていたけど…、でも、相沢しかいないので、あすに備えた。個人よりチームです」と交代の理由を説明した。

 <明大 岩田9K完封>エース岩田が7安打9奪三振、159球の力投でリーグ戦初完封を飾った。打っても2安打、4打点の活躍。「しんどかったけど、自信になった」。4試合に登板した7月の世界大学選手権(チェコ)の疲労で「リーグ序盤は体がどんよりしていた」というが、投げ込み日を週6日から3日に減らして体調回復。卒業後は社会人野球でプレーする予定だが、この日の好投でプロの評価も急上昇した。横浜の武居スカウトは「短いイニングなら即戦力」と話していた。

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2008年10月6日のニュース