川村引退登板「本当に幸せでした」

[ 2008年10月6日 06:00 ]

<横・広>引退登板で先発し打者一人を抑えた川村はナインと握手してマウンドを降りる

 【横浜2-7広島】90年代後半の先発を支えた横浜の川村が先発で引退登板。先頭の東出を3球で空振り三振に斬ってマウンドを降りた。出身の新日本石油ENEOS(当時・日本石油)の大久保監督、巨人・門倉、負傷中の仁志ら関係者が見守る中、引退セレモニーでは「ハマスタにあこがれて野球を始め、現役最後の日に投げることができて本当に幸せでした」と涙を流した。プロ12年間で通算368試合登板、71勝64敗4セーブ、防御率3・72。広島ファンも川村の垂れ幕を掲げ、98年日本一の立役者を見送った。

 ≪工藤の連続勝利 23年でストップ≫横浜の工藤が、引退登板の川村に代わって登録を抹消された。左ひじを故障した今季は3試合登板で0勝2敗に終わり、自身が持つプロ野球記録のシーズン連続勝利は23年でストップ。「記録が途切れたのは自分が悪いが、ひじのことがあったとはいえ、これしか投げられず申し訳ない」と話した。46歳を迎える来季は現役続行で既に大矢監督と合意。球団側も村上チーム運営部門統括が「契約はこれからだが、意見は一致している」と話し、来季も横浜でプレーすることが確実だ。

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2008年10月6日のニュース