最高勝率の意地 エンゼルス望みつなぐ

[ 2008年10月6日 15:41 ]

 【エンゼルス5-4レッドソックス】エンゼルスが、がけっぷちからはい上がった。負ければプレーオフ敗退が決まる第3戦。1―0の2回2死満塁では、エルズベリーが打ち上げた平凡な打球を二塁手のケンドリックが目測を誤って捕球できない。痛恨の走者一掃で逆転を許し、敗色ムードが漂った。

 だが、3回に7番ナポリの2ランで追い付く。「とにかく必死だった」というナポリは、5回にも2打席連続本塁打となるソロ。4―4で迎えた延長12回は、先頭で左前打を放って好機をつくり、9番アイバーが勝ち越し打。試合終了が6日未明に及んだ5時間19分の熱戦に競り勝った。
 ポストシーズンで11連敗中だったレッドソックスにようやく一矢報いた。ソーシア監督は「ミスもあったが、内容は良くなってきているし、もっと良くなる。この勝利はわれわれに勢いを与えるし、次(第4戦)は面白い試合になる」。レギュラーシーズンで両リーグ最多の100勝を挙げ、レッドソックス戦も8勝1敗だった強豪がようやく実力の片りんをのぞかせた。(共同)

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2008年10月6日のニュース