巨人 苦手の竜サウスポー軍対策バッチリ

[ 2008年10月4日 06:00 ]

対中日戦をにらんでの左投手対策で、打撃練習をする李

 巨人が思わぬ形で9月27日以来、6日ぶりの首位に並んだ。試合のなかった3日、ナイターで阪神がヤクルトに逆転負けを喫し、再び同率首位に立った。きょう4日にも今季初の単独首位に躍り出る。

 8日の阪神戦を前に、嫌な流れのライバルを一気にまくるチャンスが訪れた。この日午後、東京ドームで全体練習を行った原監督は、終盤までもつれる優勝争いに「これが勝負だと思っている。当たり前って感じだね」と語っていた。その言葉通りの展開。それだけに、きょう4日からの中日2連戦(東京ドーム)は取りこぼしが許されない。
 準備にぬかりはない。2連戦での先発が予想される山本昌、チェン対策として、左4投手相手にシート打撃を実施。2軍から深田、上野を呼び寄せるほど徹底した左腕打ちで対策を立てた。山本昌には今季1勝3敗、防御率2・76。チェンにも1勝3敗、防御率1・73。特にチェンには9月28日の対戦で8回5安打無得点と封じられただけに、原監督は「スピードにどう対抗するかが大きな突破口になる」。具体策としては「個々がバットを短く持つ、振り幅を小さくする、ポイントを前に置く。それぞれのやり方でやるのがプロ」と頭を使いながらの直球攻略をポイントに掲げた。
 残りは6試合。まずは天敵左腕を攻略し、10・8の決戦に弾みをつける。

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2008年10月4日のニュース