マー君粘投!約3カ月ぶりの勝利

[ 2008年9月11日 22:03 ]

7回1失点で約3カ月ぶりの勝利を挙げ、笑顔でナインを迎える楽天・田中(中央)

 【楽8-2ソ】楽天は1回にフェルナンデスとセギノールの連続適時打で2点。その後も着実に加点した。田中は毎回走者を出しながらも要所を締め、7回1失点で約3カ月ぶりの勝利。

 白星は、実に約3カ月ぶりだった。6月3日の阪神戦を最後に勝利から見放されていた楽天の田中が、7回1失点で7勝目。「勝利の味は、忘れかけていた。正直、長かった」という言葉に、安堵感がにじんだ。
 毎回の10安打を浴びたが、一回の1失点だけで持ちこたえた。前々日(9日)の試合で、岩隈が11安打されながら1点にしのいで勝った姿が頭にあったという。二、三、四、六回と先頭打者に安打を許したが「粘り強さを意識した」という投球で、走者の生還を許さなかった。
 シーズンは残り1カ月弱。久々の勝ち星で、2年連続の2けた勝利に望みをつないだ。報道陣にその話題を振られると「いけないと思っているんですか」とにやり。長いトンネルを抜け出し、受け答えにも軽妙さが戻った。

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2008年9月11日のニュース