Gショック4・5差 由規にひねられ痛い1敗

[ 2008年9月7日 06:00 ]

 【巨人4―7ヤクルト】3点しか奪えなかった。ヤクルト・由規の予想をはるかに上回る投球に巨人の重量打線がほんろうされた。連勝は3で止まり、自力優勝の可能性が消えた。昨秋ドラフトでは由規を指名しながら抽選で交渉権を逃した原監督は「そんなにうまくいかないよ。由規の印象?また来週に対戦するでしょう」と多くを語らなかった。

 打線は4回までに5三振を奪われて走者すら出せず。5回に高橋由のソロ、6回はラミレスの犠飛などで同点としたものの、後続が倒れて一気に勝ち越せなかった。由規から放った安打はたった2本。
 連続猛打賞が3試合で止まった小笠原は「いいところに投げていた。気持ちを切り替えたい」と脱帽。4番・ラミレスも「新人として素晴らしい直球と変化球を持っていた」と負けを認めた。村田打撃コーチは「もう少し荒れると思ったが、右打者へのスライダーがよかった」と“想定外”を強調した。
 約2カ月前、7月8日には首位・阪神に最大13ゲーム差をつけられていたが、阪神の失速もあって現在は逆転優勝も不可能ではない状況。この試合の途中にはデーゲームで阪神が勝利したことがアナウンスされただけに、絶対に落とせない試合だった。阪神とは再び4・5差。もう相手は関係なく、勝ち続けるしかない。

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2008年9月7日のニュース