「自信にはなる」松井秀 全力で駆け3安打

[ 2008年9月7日 16:03 ]

 【ヤンキース7-4マリナーズ】いけるところまで突っ走る。左ひざに故障を抱える松井秀のプレースタイルは、シーズンへの思いにも重なる。窮地のヤンキースは残り20試合にすべてを懸ける。

 2回、左翼手左への打球で、速度を緩めず二塁へ達した。「これだけ試合に出て大丈夫なので自信にはなる」。痛みを気にしながらの走りではない。この後も全力でダイヤモンドを駆けた。4回は右前打、7回には中前適時打を放った。復帰後、初の3安打に「甘い球をちゃんと捕らえているということ」と打撃のさえを認める。
 左ひざはシーズンが終わり次第手術が必要な状態。この日の試合前にもジラルディ監督があらためて手術の必要性を口にした。「状態は変わらない。走りだしてしまえば意外と大丈夫ですよ」。可能性を信じ、走り続ける。(共同)

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2008年9月7日のニュース