ボビー 西武の“裏ローテ”に激怒!

[ 2008年6月26日 06:00 ]

 ロッテのバレンタイン監督は25日、首位を走る西武がリーグ戦再開カードのロッテ戦(県営大宮、西武ドーム)ではなく、2カード目の7月1日からの2位・日本ハム3連戦(札幌ドーム)を“起点”にローテーション編成したことに激怒した。

 千葉マリン球場で行われた全体練習前に選手をグラウンドに集めると、円陣の中央に立った指揮官は「うちは最下位にいるようなチームではない」と約10分間にわたって猛ゲキを飛ばした。両リーグトップの97本塁打を誇る西武打線については「打ちやすいところに来た球を打っているにすぎない」と話し「足を高く上げる打者には体の近くに投げろ」と主砲・中島らに対する内角攻めまで指示。大げさなジェスチャーを交え、興奮した様子でまくし立てた。

 練習後には西武に関する質問に、不機嫌な表情を見せ「今、首位にいるのなら、いいチームなんでしょう。しかし、順位は最後に確定した時でないと意味がない」と吐き捨てた。

 帆足、岸、西口の裏ローテで臨む西武に対してロッテは成瀬、渡辺俊、小林宏の3本柱を惜しげもなく先発させる。初戦に先発する成瀬は「監督の気持ちに応えたい。西武を見返したいという思いはあるし、完ぺきに近い投球を見せつけたい」。2戦目に先発する渡辺俊も「この世界なめられたら終わり。きっちり結果を出したい」と気合を入れ直していた。

 今季は交流戦4年目で初の負け越しを喫し、借金10でリーグ戦を再開する。「今年はチームが乗り切れない。チームを勢いづけるには、どうしても連勝がほしい」と今江。逆襲のきっかけをつかむため、首位西武を黙らせるため、狙うは3連勝だけだ。

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2008年6月26日のニュース