志願の松井 桑田に見せた!健在マルチ

[ 2008年3月21日 06:00 ]

2回表、ヤンキース1死、松井は二塁打を放ち、一塁を駆け抜ける

 【ヤンキース12―9パイレーツ】ヤンキース・松井が19日(日本時間20日)、ブラデントン(米フロリダ州)でのパイレーツ戦に志願出場で、3打数2安打1打点の活躍。オープン戦打率を・375まで上げてきた。

 当初は欠場予定だったが、チームの昼食イベント時にジラルディ監督からナイターへの出場意思を問われると、二つ返事で志願した。2回の第1打席はスライダーを右翼線二塁打。3回は1死満塁から外角のカットボールを右前適時打とした。
 「ちゃんと呼び込めて打てた。内容のいい打席が続いています」。マイナー戦を挟んで3連戦となったが「休みを取りたいというより、試合に出たいという感じだったので“出る”と言いました」。フロリダ入りした2月12日から休みは1日もないが「疲れた中でいいプレーをするのもシーズンへ向けたいい練習」と負荷を上げながら、結果を積み重ねている。
 試合前には巨人時代の先輩・桑田と談笑。昨年6月の交流戦では桑田のデビュー戦で対決が実現し、結果は四球だった。今年も6月24日から3連戦が組まれている。「彼は大丈夫だろうけど、僕が残れるかどうか。何とか対戦できるように頑張っていきたい」と苦笑いした桑田と、再戦を誓い合った。
 右ひざ手術による出遅れで、例年に比べると欠場したオープン戦序盤10試合分だけ実戦経験が少ない。それでも「その分の不安はない。あと10日、しっかりやれば開幕への準備ができると思う」ときっぱり。急ピッチ調整の視線の先に3月31日の開幕・ブルージェイズ戦をしっかり見据えている。

続きを表示

2008年3月21日のニュース