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佳純 リオ五輪メダル獲ったら米100年分 大の白米党燃える

[ 2016年7月6日 05:40 ]

全農職員から激励メッセージ入りの日ノ丸を贈られ笑顔を見せる石川(中央)。右隣は吉永正信・全農代表理事専務

 卓球女子日本代表の石川佳純(23)が都内で5日、所属する全農主催のリオデジャネイロ五輪出場報告会に参加した。同社は石川がメダルを獲得した際に、米100俵をプレゼントすることを決定。日本人の平均消費量に換算して100年分に相当する仰天ボーナスは、個人戦でも団体戦でもメダル獲得を目指す石川に新たな発奮材料となった。

 五輪本番まで1カ月となった石川に異例のボーナスが用意された。報告会であいさつした全農の吉永正信代表理事専務は「中野(吉實)会長がメダルを獲ったら、米100俵を贈ると約束しました。1人で食べたら100年分の量です。メダルを確実に獲ってきてくれると期待しています」とサプライズで発表した。個人戦でも、団体戦でもメダル獲得なら米100俵をプレゼントするという。1俵は約60キロ。約6000キロの超ヘビー級なビッグボーナスだ。それを聞いた石川は「100年分ですもんね。頑張ります」と目を輝かせた。

 石川にとって、米は欠くことのできない大事なパートナーだ。海外遠征では常に炊飯器を持ち歩いて、現地でごはんを炊く。ホテルのビュッフェの料理をおかずに白米を食べるのが日課だ。「白いごはんがパワーの源になっている。おかげで今年もケガなく、充実したプレーができている」。もちろんリオにも炊飯器を持ち込む予定だ。

 12年ロンドン五輪の団体戦で日本卓球史上初の表彰台となる銀メダルを獲得した。「4年前は銀メダルが金メダル並みにうれしかった。この4年間は決勝でどうやって勝つかを考えてきた」。今回は団体でも個人でも狙うのは金メダル。「気持ちも明るくいきたい」と髪の毛を金色に染めた石川は「金メダルを獲ったら200俵にしてほしい」とおねだりまでした。

 開幕まで1カ月。ここからさらに追い込んで、仕上げに入る。報告会の最後には、色紙に「リオでメダル!攻めるプレーを!」と決意を書き込んだ。

 【他競技のボーナスは?】

 ☆5000万円腕時計 陸上男子100メートルの山県亮太は決勝進出か、日本勢初の9秒台で、所属先のセイコーが5000万円以上相当の特注腕時計をプレゼント。

 ☆1億円 陸上男子100メートルのケンブリッジ飛鳥は日本勢初の9秒台をマークした際、所属のドームから1億円のビッグボーナスが出る。

 ☆イタリア旅行 バスケットボール女子日本代表はメダルを獲得した場合、日本協会の川淵三郎前会長が選手、スタッフら約20人をイタリア旅行に連れていくことを約束。 

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2016年7月6日のニュース