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陸上以外も本格調査へ WADA委員長「新たな疑惑が出ている」

[ 2016年6月20日 22:26 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)のリーディー委員長は20日、ロシアの組織的なドーピング問題を踏まえ、陸上以外の競技でも本格的な調査に乗り出す意向を表明した。「ロシアや中国の競泳界でも新たな疑惑が出ている。冬季競技も含めて断固とした態勢で取り組む必要がある」と述べた。

 ロシア問題では、第三者委員会が少なくとも2011年から陸上の世界選手権で検査結果を操作していた疑いを裏付ける新たな証拠を見つけたと公表し「ロシアは根本的な改革を迫られている」と訴えた。

 21日に国際オリンピック委員会(IOC)が関係者を集めた会議を開くが、ロシア選手団全体をリオデジャネイロ五輪から除外する可能性については「立場上、推測でコメントできない」と語った。WADAの職務に専念するため、同五輪後にIOC副会長を退任する考えも示した。(共同)

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2016年6月20日のニュース