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サオリン奮戦 大逆転勝ちに目潤ませ「絶対ここで終わらせない」

[ 2016年5月18日 22:42 ]

<バレーボール世界最終予選 日本・タイ>右手小指にテーピングをしてプレーする木村

バレーボール女子世界最終予選兼アジア予選 日本3―2タイ

(5月18日 東京体育館)
 最終セット、最大6点差を跳ね返して日本がタイを競り落とした。3―9から追い上げ、8―12の場面でタイ側にレッドカードが出て流れが変わり、一気に日本が逆転を果たした。

 この日はタイの絶妙なコンビバレーに苦しめられ、第2セットから前日の韓国戦で右手負傷のエース木村を投入、バックアタックの名手迫田とともに奮闘した。

 3時間近い熱戦に真鍋監督は「選手に感謝です。本当に良く集中していました。(6点差を跳ね返し)あきらめない気持ちでやっていた。一致団結していますから、あした(19日)ゆっくり休んでドミニカ戦に備えたい。ベストを尽くします」と五輪切符獲りへ残り3戦を見据えた。

 途中出場でチームをけん引した主将の木村は目を潤ませながら「絶対ここで終わらせないという気持ちで戦いました」とかすれる声で勝利への思いを語り、「きょうの試合が絶対(勝たなければいけない戦い)だったので、どうしてでも(と思い)勝つことをみんなでできた。(歓声に)後押しされての1勝だった」とスタンドに感謝した。

 マッチポイントでスパイクを決めた迫田は「絶対に決める気持ちでした。一人一人が絶対に勝つという目をしていたので、その気持ちをもってコートに入った。今以上に一丸となって最後まで頑張りたい」と残り3戦への決意を示した。

 【日本の今後の日程】
 20日 ドミニカ共和国(世界7位)
 21日 イタリア(同8位)
 22日 オランダ(同14位)

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