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IOC 陸連前会長を暫定資格停止、違反選手も処分へ

[ 2015年11月11日 06:55 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は10日、ドーピングに絡んだ収賄などの容疑でフランス司法当局の捜査を受けている国際陸連のラミン・ディアク前会長(セネガル)に対し、IOC名誉委員としての資格を暫定停止処分にしたと発表した。IOC倫理委員会の提案を受けて理事会で決定した。

 8月の退任まで長期政権を築いたディアク前会長はロシア選手のドーピング検査の陽性反応を公表しない見返りに、ロシア側から賄賂を受け取った疑惑が持たれている。

 世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が9日に公表した調査報告書で、2012年ロンドン五輪女子800メートル金メダルのマリヤ・サビノワらロシア5選手と4人のコーチ、1人の医師に永久資格停止が適当とした勧告に対しては、国際陸連に最初に懲戒の手続きを求め、ドーピング違反が確定した対象選手にメダル剥奪を含めた必要な措置と処分を検討する方針を明らかにした。(共同)

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2015年11月11日のニュース