カヌー連盟 東京五輪新設会場の風や波に懸念、公平性に影響か
2020年東京五輪のカヌー・スプリント、ボート会場として新設される「海の森水上競技場」(江東区)の予定地を18日まで視察した国際カヌー連盟の担当者が、風や波が競技に与える影響に懸念を示したことが20日、分かった。
東京都は防風林の整備や消波装置の導入で対応するとしているが、日本カヌー連盟の関係者は「どの程度効果があるかは現場で検証してみないと分からない。国際連盟も心配している」と語った。
関係者によると、同競技場は東京湾の強風がコースに横から吹き付けることが予想され、競技の公平性に影響する可能性が指摘されている。コースを挟む護岸は垂直に切り立っており、波が跳ね返って消えない問題もある。
都の大会準備局の花井徹夫施設輸送担当部長は「(対策は)効果があるように検討を続けていく。競技団体とは今後も協議を続け、より良い競技会場をつくっていきたい」と述べた。
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