×

東京五輪に記念ナンバー 来年中の交付検討

[ 2014年2月1日 11:13 ]

 政府が2020年の東京五輪開催を記念して、五輪マークや富士山、桜など日本を象徴するデザインをあしらった自動車用ナンバープレートの交付を検討していることが1日、分かった。来年中に全国で発行する方向だ。五輪ムードを盛り上げるとともに、交付時に寄付金を集め、バスやタクシーのバリアフリー化や外国人客対応など、交通サービス強化に充てる。

 関係者によると、五輪プレートは、海外ではバンクーバー冬季五輪やアトランタ五輪で発行された例があるが、日本では初めて。自動車のナンバープレートに、デザインを加えることは国土交通省の省令で禁止されているが特別扱いとする。東京五輪終了まで交付を続ける。

 自動車ナンバーは現在、4千円程度で希望する番号を付けることができる制度が導入されている。五輪記念のプレートでは、これにデザインにかかったコストと数百円分の寄付金を上乗せする。

 政府は、交付代金の一部を基金にして、バスやタクシーのサービス向上に充てる。高齢者や身体障害者が使いやすくするバリアフリー化のほか、タクシー運転手向けの外国語研修などが想定されている。

続きを表示

2014年2月1日のニュース