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竹田会長「大変残念」 JOC、知事辞職で影響懸念

[ 2013年12月19日 11:06 ]

 東京都の猪瀬直樹知事が辞職を表明した19日、日本オリンピック委員会(JOC)関係者は2020年東京五輪の開催準備への影響を懸念した。JOCの竹田恒和会長は「招致実現をともに成し遂げただけに、この時期に辞任されることは大変残念」とのコメントを発表した。

 JOCは東京都とともに、来年2月7日までに大会組織委員会を設立するよう国際オリンピック委員会(IOC)に求められている。竹田会長は「組織委の立ち上げや大会準備に影響のないよう、東京都、政府の関係者と緊密に連携していきたい」としたが、JOC理事の鈴木大地・日本水連会長は「都知事は開催都市の顔。きっちりした形で(組織委に)スタートしてほしかった。早くしっかりとした形になってほしい」と話した。
 JOC事務局では、職員が「猪瀬さんの記者会見は何時から?」などと気にかける様子だった。平真事務局長は「事務手続きを止めるわけにはいかない。正常な状態ではないが、IOCとの約束もあるので粛々と進めていく」と冷静に受け止めた。

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2013年12月19日のニュース