新競技場は1852億円 五輪相から都知事に説明
東京都の猪瀬直樹知事は8日の記者会見で、2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の整備費は1852億円で、このうち建物本体の建設費が1480億円との試算を下村博文五輪担当相から示されたことを明らかにした。
最寄り駅との連絡路など周辺整備費が372億円で、猪瀬氏は「都民の便益となるものは、都が負担する考えもある」と述べ、国と負担割合を協議する考えを明らかにした。建物本体の建設費については「国立であり、国が全額負担するのが当たり前だ」として、負担しない考えをあらためて強調した。
整備費の試算は、6日に会談した下村氏が説明したという。猪瀬氏は第三者機関に委託し、都として費用の妥当性を独自に検証する方針も示した。
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