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リオで吉田と勝負を…17歳川井「きっかけつかみたい」

[ 2012年9月28日 06:00 ]

開幕に向け練習で笑顔を見せる川井梨紗子

 レスリング女子の世界選手権は27日(日本時間28日)にカナダ・ストラスコナカウンティで開幕する。

 26日には初日に登場する非五輪階級の51キロ、59キロ、67キロ級の計量と抽選が行われ、代表最年少17歳の川井梨紗子(至学館高)が必勝宣言。「勝って日本チームに勢いをつけたいのもあるし、51キロ級が最終目標じゃないんで、結果を出したい」と話した。

 母の初江さん(旧姓小滝)は89年世界選手権53キロ級(当時)に出場し7位。父の孝人さんも元全日本学生王者というレスリング一家。日本協会によれば世界初の母娘出場だが、川井自身は「母と比べてるわけじゃない。自分は自分としてメダルを獲りたい」と冷静だ。母から手渡された「挑戦」の文字が入った旗を手に、シニアで初の大舞台に挑む17歳は「吉田(沙保里)さんを100としたら、私はまだ15。でもリオで(55キロ級で)勝負できるように、きっかけをつかみたい」と言葉に力を込めた。

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2012年9月28日のニュース