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気仙沼市出身・菅原 五輪へ涙の誓い「元気や笑顔与えれたら」

[ 2012年6月14日 06:00 ]

フェンシング女子フルーレのロンドン五輪代表のアンドレア・マグロ・コーチ(中央)と(左から)平田、西岡、菅原、池端

 フェンシング女子フルーレのロンドン五輪代表4選手が13日、都内で発表され、菅原智恵子(35=宮城クラブ)、池端花奈恵(29=京都府立乙訓高教)、西岡詩穂(23=ネクサス)の3選手が個人戦と団体戦、平田京美(29=岐阜トヨタ自動車)が団体戦のみに選出された。

 東日本大震災の被災地、宮城県気仙沼市出身の菅原は「少しでも地元の人たちに元気や笑顔を与えられたらいいと思います」と涙ながらに誓った。震災では昨年3月まで体育教員として勤めていた気仙沼高時代の教え子らを津波で亡くした。個人7位だった北京五輪後に一度は第一線から退きながら、昨季から現役復帰。地元の応援を受けて、3度目の五輪の舞台に帰ってきた。悲願のメダル獲得へ向けて「ベテランらしく、最後まで全力を尽くしたい」と意欲を見せた。

 ≪ネズミの目から虎の目へ≫菅原以外の3選手は初の五輪出場となった。2年前に就任したイタリア人のアンドレア・マグロ・コーチに「日本人はネズミのような優しい目をしている。虎のような目で、練習しなさい」と言われ、戦う姿勢を植え付けられた。池端は「コーチと築き上げたフェンシングを完成させれば、メダルも可能」と表彰台を本気で狙っていく。

 ◆菅原 智恵子(すがわら・ちえこ=女子フルーレ個人、団体)07年世界選手権で団体銅メダル。08年北京五輪は個人で7位入賞。日体大出、宮城ク。1メートル63、55キロ。35歳。宮城県出身。

 ◆池端 花奈恵(いけはた・かなえ=女子フルーレ個人、団体)07年世界選手権団体銅メダル。同大出、京都・乙訓高教。1メートル62、57キロ。29歳。大阪府出身。

 ◆西岡 詩穂(にしおか・しほ=女子フルーレ個人、団体)10年広州アジア大会代表。日女体大(休学中)、ネクサス。1メートル69、60キロ。23歳。和歌山県出身。

 ◆平田 京美(ひらた・きょうみ=女子フルーレ団体)12年ワールドカップ代表。専大出、岐阜トヨタ自動車。1メートル65、58キロ。29歳。岐阜県出身。

 ▽フェンシング マスクをかぶり、剣を使って1対1で闘う競技。中世の騎士による剣術が源流とされる。五輪では第1回大会から実施されている。相手の顔と腕を除く上半身を剣の先で突くフルーレ、全身を攻撃できるエペ、相手の上半身を突く以外に切ることもできるサーブルの3種類がある。金属製ジャケットの有効部位に電気が通った剣先が触れると通電し、ポイントと判定される。

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