日本　オーストラリアを圧倒！ストレート勝ちで五輪に望み

オーストラリアにストレートで勝ち、喜ぶ日本男子

　バレーボールのロンドン五輪世界最終予選兼アジア予選男子大会第５日は７日、東京体育館で行われ、１位の可能性はなくなったものの、２位以下のアジア最上位での五輪切符獲得に望みをつなぐ日本は、オーストラリアと対戦し、３－０でストレート勝ち。五輪出場に望みを残した。日本は３勝２敗で勝ち点８で、４位に浮上した。オーストラリアは３勝２敗で勝ち点９。

　中国戦前に右目を負傷した日本代表のセッターで主将の宇佐美大輔（パナソニック）は、顔面打撲による右目の内出血と診断されたものの、強行出場。第１セットを２５－２２、第２セットも序盤はリードされたが、中盤で逆転し、２５－２３。第３セットは、序盤からリードを広げ２５－１２と圧倒した。

　首位セルビアがプエルトリコを破り、５戦全勝で勝ち点１５。日本は残り２試合に連勝しても届かず、１位での五輪出場権獲得はなくなった。２位以下のアジア最上位に与えられる出場権を懸け、今後は勝ち点１１のイランや同９のオーストラリア、８の中国との争いになる。日本は９日、プエルトリコと対戦する。

　▽植田辰哉・日本監督の話　次につながったと思うし、選手が本当によく頑張ってくれた。（ロンドン五輪は）絶対に諦めない。

　▽宇佐美大輔の話　中国戦に出られず悔しかったが、回復が間に合って良かった。一戦一戦勝ち抜くしか五輪への道はない。