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桂治 体重別選手権出る 右肩脱臼も五輪へ“最終決戦”

[ 2012年5月10日 06:00 ]

 柔道男子100キロ超級の鈴木桂治(31、=国士舘大教、写真)がロンドン五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(12日開幕、福岡国際センター)に出場する方向であることが9日、明らかになった。

 鈴木は先月29日の全日本選手権準決勝で右肩鎖関節脱臼を発症。痛みが引くまでに2週間はかかるという重症ながら、現在は13日の試合日へギリギリの調整を続けているという。この日、都内で行われた日本オリンピック委員会の選手強化本部会に出席した上村春樹・全日本柔道連盟会長は「斉藤(仁強化副委員長)からは“出る”と聞いている」と話した。

 左組みの鈴木にとって、右は引き手。出場ならテーピングなどで動きが制限される可能性が高いが、上村会長は「桂治の得意な足車は(引き手を)引く動作だから、できると思う」と説明した。男子100キロ超級は代表候補の3選手が全日本選手権で敗れ、最終選考会が文字通りの決着戦となる。

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2012年5月10日のニュース