スエマエ、連続五輪確実!イケシオは逆転負けで4強ならず
バドミントンのロンドン五輪出場枠が決まる5月3日付世界ランキングの最後の対象大会となるインド・オープンは27日、ニューデリーで各種目の準々決勝を行い、女子ダブルスで末綱聡子、前田美順組(ルネサス)がインドのペアを2―1で下して28日の準決勝進出を決め、2大会連続の五輪出場を確実にした。
同種目の日本の出場枠は二つ。末綱、前田組は4強入りしたため、藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)に続いて1年間の世界ランクで松尾静香、内藤真実組(パナソニック)を上回った。日本協会は選考基準で出場枠を獲得した選手を五輪代表に決める。
第2シードの藤井、垣岩組は韓国ペアに2―0で勝ち、高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は敗退した。
混合ダブルスで五輪出場を確実にした池田信太郎、潮田玲子組(日本ユニシス)は第3シードの李龍大、河貞恩組(韓国)に1―2で敗れた。佐藤翔治(NTT東日本)松尾組も敗退した。
▼末綱聡子の話 五輪は厳しいかなと思っていたので、言葉が出ない。もう一度あの舞台に立てるのがうれしい。五輪までの一日一日を大切にして、自分たちのプレーに磨きをかけたい。
▼前田美順の話 正直もう五輪は行けないのかなと思っていた。これから、とにかくけがをしないように気を付けたい。気持ちはそのうち乗ってくる。きついだろうけど、楽しみたい。
▼池田信太郎の話 サーブからの展開でいい形に持っていけず、もったいない試合だった。五輪が決まっていつまでも喜んでいたら意味がないので、今はロンドンでどう戦うかしか考えていない。
▼潮田玲子の話 サーブが入らなくなって、動きも止まったし、自信もどんどんなくなってしまった。五輪が決まって良かったというのはもう済んで、気持ちはもうロンドンに向かっている。
▼藤井瑞希の話 もうちょっと競るかなと思ったけど、自分たちが落ち着いてできた。組み合わせも良かったし、普通に力を出せばここまで結果が残るのは自信になる。
▼垣岩令佳の話 相手の状態も悪かったようだし、自分も前日よりはいいプレーができた。いろいろなことにチャレンジできた試合だった。
▼松友美佐紀の話 全然駄目だった。ベスト8から先になかなか進めない。もっと練習してレベルアップしたい。
▼高橋礼華の話 相手の攻撃に押されて、自分たちのプレーができなかった。もっとコンスタントに勝てるようにしたい。