×

終盤猛チャージ!絹川 日本人最高の3位

[ 2012年2月13日 06:00 ]

<千葉国際クロスカントリー大会>一般女子8キロで日本人最上位となる3位に入った絹川愛はガッツポーズ

 スポニチ後援第47回千葉国際クロスカントリーは12日、千葉市昭和の森で行われ、アジアクロスカントリー選手権(3月、中国)の選考会を兼ねた一般女子8キロで、絹川愛(22=ミズノ)が27分17秒で日本人トップの3位に入った。一般男子12キロは大迫傑(20=早大)が35分44秒で日本勢最高の4位だった。

 夢舞台を見据えているからこそ、簡単にレースを捨てるわけにはいかない。序盤はリズムに乗れなかった絹川だが、終盤に追い上げて日本人最上位の3位。「ここで諦めたら、この後もなにか理由をつけて諦める1年になるんじゃないかと思った」とロンドン五輪イヤーの個人初レースを振り返った。

 昨年12月の上海ハーフで好走した直後に右アキレス腱を痛め、マラソンでの五輪挑戦を断念。1月末には風邪をひいて体調は万全ではなかったが、親に借金してまで手に入れたロードバイクに乗ることで心肺機能を維持してきた。「自転車に乗って体力つけました」。昨夏の世界選手権は5000メートルで予選落ち、1万メートルで最下位と惨敗を喫した。ロンドンで戦うために、春の目標は1万メートルの日本記録更新。「スピードも持久力もメンタルも鍛えたい」と力を込めていた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年2月13日のニュース