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16年五輪招致 東京が立候補ファイル提出

[ 2009年2月12日 16:14 ]

 2016年夏季五輪開催を目指す東京の招致委員会は12日、スイスのローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)本部を訪れ、詳細な開催計画を記した立候補ファイルを提出する。和紙を使ったファイルを風呂敷で包んだ日本的な仕様で、大会コンセプトの「世界一コンパクトな大会」をアピールする。

 IOC側の「事務的に提出してほしい」という指示に従い、ファイルは招致委の中森康弘事務次長、東京都の松田二郎招致本部次長ら関係者数人が届ける。
 オバマ米大統領就任で追い風を受けるシカゴ(米国)も12日、1936年ベルリン五輪で陸上男子4冠に輝いたジェシー・オーエンス(米国)の孫のスチュアート氏がファイルを持参。リオデジャネイロ(ブラジル)とマドリード(スペイン)は同日の期限に先立ち、11日に招致委幹部らが提出した。
 立候補ファイルは交通、財政、競技会場などIOCが設定した17項目の質問に答える形で立候補都市が開催計画を説明。IOCは同ファイルを吟味した上で4―5月に4都市を順番に現地調査し、投票するIOC委員の重要な判断材料の一つとなる評価報告書を作成する。
 開催都市は10月2日のIOC総会(コペンハーゲン)で決定する。

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2009年2月12日のニュース