【F1】角田裕毅ペナルティー納得できず14位…「今年後半は運がなかった」“終戦”も「お別れじゃない」
F1第24戦アブダビGP 決勝 ( 2025年12月7日 UAE ヤスマリーナ・サーキット=1周5.281キロ×58周 )
来季のF1シート喪失が決まったレッドブルの角田裕毅は“ラストラン”で14位だった。
ハードタイヤで10番手からスタートし、ステイアウトして一時は3番手に浮上。ポールポジション(PP)から出た同僚マックス・フェルスタッペン(オランダ)の逆転総合5連覇へ向け、マクラーレンのランド・ノリス(英国)をブロックしようと試みたものの、23周目に追い越された。さらに抜かれるのを防ごうと2度進路を変え、ノリスをコースアウトさせたとして5秒のタイムペナルティーも受けた。チームプレーに徹した結果、フェルスタッペンは今季8勝目をマークしながらも3位に入ったノリスに2点差で年間王者を譲り、角田自身も入賞できずにレースを終えた。
角田はレース後のインタビューで「少なくともポイントを獲得したかったけど、よく分からないペナルティーがまたあって…」と裁定に納得がいかない様子。走りに関しても「最初はペースがあったけど、2スティント目から追い抜くのが難しくなった。どういうわけかひどくオーバーヒートしてしまって、今日は凄く苦戦した」と肩をすくめた。
レッドブルのチームについては「特にメカニックとのやり取りは楽しい。彼らのサポートは驚くほど素晴らしかった」と振り返り、「一晩で何度もセットアップの大きな変更があったから、僕を嫌がっている人もいたと思うけど、昨日は彼らをうまく動かせたと思う。実際に彼らは素晴らしかったし、僕を認めてくれたんじゃないかな」と表情を緩めた。また、今季途中から同僚となったフェルスタッペンを「惜しくもタイトルを逃したけど、グリッド上で最高のドライバー」と称賛。実力をそのままパフォーマンスで示せることに加え「メンタリティーも見ていて凄く刺激的だった」と明かした。
参戦5年目の今季はアゼルバイジャンGPの6位が最高で、入賞は7度のみ。「正直言って運という言葉は言いたくないし使いたくないけど、今年後半は本当に運がなかった。自分じゃコントロールできないことが多くて、今回もピットレーンでの事故や、レースでも疑問の残るペナルティーでうまくいかなかった」と不完全燃焼を口にした。来季はレッドブルのテスト&リザーブドライバーを務めるとあり、「来季もチームに残るので、これでお別れじゃない」と締めくくった。F1公式サイトはアルボン(ウィリアムズ)やオコン(ハース)、ヒュルケンベルク(キックザウバー)の例を挙げ、「角田が再びグリッドに戻ってくる可能性はある」と期待した。



