あわや大惨事…クラッシュしたマシンのタイヤがフェンス越えてスタンド席へ 間一髪に「運が良かった」の声

[ 2023年5月29日 18:59 ]

クラッシュして左リアのタイヤが飛んでいったカークウッドのマシン(ロイター/USA TODAY Sports)

 世界3大自動車レースの1つ、伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)決勝が28日(日本時間29日)に、米インディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された。200周レースであわや大惨事となる出来事が起こった。

 200周で争われるレース終盤の185周目。フェリックス・ローゼンクヴィスト(31=アロー・マクラーレンSP)のマシンが壁に接触し、コントロールを失ってスピン。後方から来たカイル・カークウッド(24=アンドレティ・オートスポーツ)のマシンが突っ込んでしまった。このクラッシュで、カークウッドの左リアのタイヤが宙を舞い、高いフェンスを越えてコース外へ。超満員のスタンドにタイヤが飛んでいったが、スタンドの脇へ抜けて駐車場エリアの車に直撃。あわや大惨事のシーンに、CS放送のGAORAで実況・解説をしていた村田晴郎アナウンサー、レーシングドライバーの松田秀士、松浦孝亮も肝を冷やした。

 ネットでも「タイヤ客席に飛び込まなくて本当に良かった…」「ドライバーが無事で何より。タイヤの行先でけが人がいなくてよかった」「運が良かった…」「観客席に飛んでくるの恐ろしすぎるぞ、、、怪我人が出なくて本当によかった。」などの声が上がった。

 レースはジョセフ・ニューガーデン(32=チーム・ペンスキー)が最終周で大逆転して、初優勝を飾った。日本人ドライバーの佐藤琢磨(46=チップ・ガナッシ・レーシング)は7位フィニッシュで終えた。

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