ハミルトンが10番手から大逆転で今季6勝目「決して諦めなかった」、フェルスタッペンとの点差縮める

[ 2021年11月15日 06:20 ]

F1第19戦ブラジルGP決勝 ( 2021年11月14日    ブラジル・サンパウロ インテルラゴス・サーキット=1周4・309キロ×71周 )

F1ブラジルGPで今季6勝目を挙げガッツポーズのハミルトン(AP)
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 10番手から出たメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が1時間32分22秒851で4戦ぶり今季6勝目、通算101勝目をマークした。2位は2番手からスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)、3位はポールポジション(PP)だったメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)で、レッドブル・ホンダのセルヒオ・ペレス(メキシコ)が4位。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)は7位、角田裕毅は15位に終わった。

 13日のスプリント予選で最後尾から5番手に食い込んだハミルトンは、エンジン交換のペナルティーによる5グリッド降格処分で10番手スタート。それでも5周目に3番手まで順位を上げると、19周目にはペレスを抜いて2番手に浮上。総合王座を争うフェルスタッペンとの一騎打ちとなったが、59周目にかわしてトップに立ち、逃げ切った。予選での技術規則違反による失格から大逆転劇を演じ、「可能な限りプッシュした。今までで最も難しい週末になると思ったが、ネバーギブアップで決して諦めなかった」と話した。

 総合王座争いは首位フェルスタッペンが332・5点、2位ハミルトンが318・5点と14点差に縮まった。また、コンストラクターズ(製造者)部門ではメルセデス521・5点、レッドブル・ホンダ510・5点と再び差が開いた。今季残りは中東での3連戦で、次戦は21日決勝のカタールGPとなる。

 15番手から出た角田は4周目にアストンマーチンのランス・ストロール(カナダ)を抜こうとして接触し、フロントウイングを破損して交換。10秒のタイムペナルティーを科されるなど順位を上げることはできなかった。

 ▽決勝順位

 (1)ハミルトン(メルセデス)

 (2)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 (3)ボッタス(メルセデス)

 (4)ペレス(レッドブル・ホンダ)

 (5)ルクレール(フェラーリ)

 (6)サインツ(フェラーリ)

 (7)ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

 (8)オコン(アルピーヌ)

 (9)アロンソ(アルピーヌ)

 (10)ノリス(マクラーレン)

 (11)フェテル(アストンマーチン)

 (12)ライコネン(アルファロメオ)

 (13)ラッセル(ウィリアムズ)

 (14)ジョビナッツィ(アルファロメオ)

 (15)角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

 (16)ラティフィ(ウィリアムズ)

 (17)マゼピン(ハース)

 (18)シューマッハー(ハース)

 リタイア リカルド(マクラーレン)

 リタイア ストロール(アストンマーチン)

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2021年11月15日のニュース